今の子供は昔に比べて悪くなっているかというとそうでもないし、
子育ての状況も悪くなる一方だとは思いません。
しかし、そうは言っても子供の中には、心配な症状を出したり、
気になる行動をとったりする子も確かにいます。
引きこもり、非行、家庭内暴力、少年犯罪、自殺、
人格障害、心身症、キレる、等々。
それではなにが問題になって、
このような事がお起きるのでしょうか。
よく言われるのは、
「ちゃんとしつけられていないから」
「わがままを許して育てたから」と、
子供を否定的に見るような言葉です。
しかし、これらが本当の原因だとは思えません。
問題の本質は、もっと別の所にあると思えてなりません。
感じるのは自信の無さ。
生きる事への執着心の薄さ。
自己肯定感があまり感じられない、という所に原因があるように思えます。
自己評価が低いと言っても良いと思います。
自分の達成した事への自己評価。
生きている意味のある存在だ、
必要とされている、
役に立てる、
という感覚。
これは生きていく上で非常に大切です。
この安心感を持てない子供、
この感覚を自己否定する為に逆利用してしまう子供には
心配な症状を出したり、気になる行動をとったり
してしまう気がします。
子供を育てる上で、しつけや勉強も大事ですが、
「大好きだよ」「頑張ったね」「うれしいよ」「ありがとう」
等の言葉を、たくさんたくさんかけてあげる事の方が
大事だと考えます。
誉められないとやる気が出ませんし、
認められないとつまらない、というのは大人も子供も
同じだと思います。
この心地良いコミュニケーション経験は多ければ多いほど、
”良い感じの人間””好かれる人間”になって行くのだと考えます。
ではまた。
あなたに幸せな事が雪崩のように起きますように。