2008年7月28日月曜日

達成動機。An achievement motive.

小児がかかりやすい病気の名前を
よく知っていたり。
子供が欲しがる物を率先して買い与えるように
しているお母さんは、
子供溺愛型タイプのお母さんと言えるそうです。

「買ってあげたい~。」でも我慢我慢。

自分が果しえなかった夢を、わが子に託す傾向があり、
子供を自分の所有物と考えてしまい、
甘やかす事にかけては天下一品のお母さんだそうです。

決めた事を途中で投げ出したり、
物事を特別悪い方向え考えるといった傾向は無い性格です。

園や学校の先生と親しくなりたくて、進んで役員などもかって出ますが、
意見の合わない人とは一緒に行動できないタイプの人です。

子供可愛さから、つい先回りして何でもやってあげてしまう傾向があります。

島田伸介さんがこのような育てられ方をされたそうです。
朝、ソファーに座ったままで、母親がスプーンで朝ごはんを食べさせ、
その間に父親が靴下をはかせる、といった先回りよう・・・。

普通こんな育て方をしたら、クソ餓鬼になってしまうと考えますよね。

溺愛型お母さんは、子供が石に躓くと
「痛かったでしょ。悪い石ね。」
と、石をぶったりするところがあります。

転んだ子供に、気をつけて歩くという事を教える絶好の機会に、
責任を自分に帰化せず他者のせいにする思考パターンを教えてしまってます。

扉で手を挟めば、扉が閉まるようにしていた責任者のせいだ、
と考えるタイプですね。

お付き合いするのは、ちょっと御遠慮したいタイプですね。

このように、うまくいかない事の原因を他人のせいにする傾向を、
他罰的傾向といいますが、
欲しい物は何でも買ってもらい、
したい事は先回りしてやられ、
うまくいかない時は他人のせいにする事を教えられて育てられると、
この他罰的傾向に加えて、更に過剰な依存傾向まで現われてきます。

家がお金持ちで、死ぬまで苦労や挫折をしない、という環境で
生きていける子供なら良いのでしょうが、普通は苦労も挫折も
経験しますよね。

お金持ちであっても苦労や挫折は経験します。

当たり前です。

先回りして自分の事をしてもらい、
失敗すれば他者のせい、
遠慮なしに依存するように育てられた子供は、
自分からは幸せになる為のアクションを起こさず、
うまく行かなければ他人(主に親)に当たり散らし、
アルコールや薬物に依存する大人になる素地が出来上がります。

社会に出て、
こーゆー性格の人間の面倒を見てくれる人は、あんまり居ない、
というか居ても相手にされない、
という事に気づいた時には、時すでに遅しです。

自分から〇〇したい、という達成動機(An achievement motive)の発達が思わしくない子に
なりやすいので、適度のフラストレーションを経験させて、
その達成を促す事が大切だそうです。

子供が可愛くて、至れり尽くせり配慮をしすぎると不幸な結果になります。
本来持っている能力を出せずじまいになってしまいますので、
接し方にひと工夫して、達成動機を促す努力を怠らないようにしましょう。
そうしましょう。

私「〇〇ちゃん一人でできる~?」
子「うん、できる~!」
私「きゃー、すごーい、チョーえらーい」
子「〇〇ちゃんすごい?えらい?」
私「すごいよー、えらいよー、どんどん出来る事増えていくねー」
子「きゃきゃきゃきゃ。パパ、ちゅー♡」

こんな感じでトイレトレーニングしてましたが、
良かったのかな?
できるようになったし、まぁ良かったのか。

ではまた。
あなたに幸せな事が雪崩のように起きますように。